予防歯科
むし歯には、３つの要因が大きくかかわっています。
「歯の強さ」「むし歯菌の数」、そして「糖類がどれだけ口内に残っているか」です。
歯の強さについては、フッ化物を塗ることで向上します。
むし歯菌の数は適切なブラッシングや洗口液でコントロール可能です。
糖類は、お砂糖だけでなくご飯やパン、野菜や果物など幅広い食物に含まれているので、ブラッシングなどのケアが重要になってきます。
何か食べたらその度に正しいブラッシングを行うこと。そして普段のケアでは取りきれない汚れを定期的に歯科医院で取り去ること。谷野歯科医院の予防は、定期健診ごとに正しいブラッシングをていねいに指導し、取りきれなかった歯垢や歯石を徹底的に取り除くクリーニングを行っています。
特に大人の患者さんが驚かれるのですが、その方に合った歯ブラシがご自分で考えていた物とは違うことがとても多いのです。
また、お話をうかがっていて食事ごとにブラッシングをしていても、おやつなどで糖類が長時間口内に残っていることをはじめて自覚される方も珍しくありません。
口内の清潔について意識が高まると、「ちょっと一口」という気持ちを抑えることができるので、体重のコントロールも無理なく行えるメリットがあります。
また、歯並びがよければケアしやすいので、むし歯リスクは下がります。
そこで、当院では矯正なども含め、総合的な予防についてご相談を受けています。お子さんの場合には、お母さんに食事や歯みがきについて詳しくお話し、フッ化物塗布や奥歯の溝を埋めるシーラントなどの予防についてご説明しています。
口内に関心が高まると、トラブルがなくなります
谷野歯科医院に長く通って来られる患者さんには、むし歯がほとんどありません。
これは治療を受ける中で自然に口内に対する関心が高まり、ご自分でケアすることが日常的に組み込まれているからではないかと思います。
患者さんの中には、歯垢を赤く染めるチェックを行ってどの歯にも赤い色素が染まらない方もいらっしゃいます。これには本当に「すごい」と感動しています。
普段から口内に関心を持って、しっかりチェックしている方はそれだけ口内がきれいですし、トラブルを未然に防ぐことができます。
はじめてご来院いただいたときに口内の状態が悪くても、きちんと通っていただければ状況はしっかり改善します。むし歯や歯周病に関して、谷野歯科医院では治療と並行して予防も進めながらトータルで診療を進めていきますので、安心しておまかせいただけます。
